2020.2.1修正

日本環境心理学会の第13回大会(および総会)を以下の要領で開催いたします。
また、若手研究者の優秀発表賞を予定しています。
みなさまの積極的なご参加・ご発表をお待ちしております。

1.日時:2020年2月29日(土)10:00-18:00

2. 開催場所
北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W308,W309教室
https://www.hokudai.ac.jp/bureau/property/hss/access/
(JR「札幌」駅より徒歩14分、地下鉄南北線「北12条」駅より徒歩8分)

3. 暫定スケジュール(案)
10:00 – 12:00 公開シンポジウム
12:10 – 13:40 昼休み&ポスターセッション:ランチボックス提供(運営委員会)
13:45 – 14:30 総会
14:30 – 16:50 口頭発表
17:00 – 18:00 ネットワーキングイベント

4.発表申し込み要領
以下の要領で研究発表を募集致します。
1) 必要記入事項
発表申し込みの際,下記項目を明記してください。
発表題目:
発表者氏名及び所属(及び連名発表者氏名及び所属)
発表要旨(400字程度):
口頭発表/ポスター発表の別(発表形式は,ご希望に添えない場合もございます。ご了承ください。)
2)申込先
ohnuma@let.hokudai.ac.jp 宛にお送りください。
・お申し込みの際には件名に「環境心理学会大会発表申込」である旨を明記してください。
・また,一両日中に受信確認の返信が届かない場合は,お知らせくださいますようお願いいします。
3)申込締切
2020年1月31日(金)24:00まで
4)発表形式
・口頭発表(発表15分,質疑応答5分)
・ポスター発表(責任時間12:10〜13:40)
発表者の皆様には,後日『環境心理学研究』掲載用要旨原稿をご提出いただきます。
『環境心理学研究』掲載用要旨原稿の詳細については,別途ご案内申し上げます。
5)発表資格
・発表は原則として日本環境心理学会の学会員としますが,連名者が会員である場合は非会員による発表が認められます。
・非会員の方は,発表申込と同時に入会を申し込むことも可能です。
・発表申込と同時に入会を申し込まれた場合,発表申込は入会承認後に正式に受理されます。

5.大会参加費

会員・非会員とも発表・非発表にかかわらず1000円:当日受付にてお支払いください。
公開シンポジウムのみの参加(12時まで)は無料です。

(ランチボックスはありません。)

6.公開シンポジウム
日本環境心理学会 公開シンポジウム
北海道大学 社会科学実験研究センター 共催
廃棄物資源循環学会 北海道支部 後援

河川でのポイ捨てを減らそう!:

環境心理学の知見を活用した社会実験(環境省モデル事業速報)

日時:2020年2月29日 10:00~12:00
場所:北海道大学 人文・社会科学総合教育研究棟 W309室

講演者:
森 康浩(宮城学院女子大学 准教授)
中俣 友子(東北文教大学 講師)

概要:
 マイクロプラスチックの海洋汚染の深刻さが世界中で取り上げられており、食物連鎖による人間への影響も報告されている。海岸漂着ごみのうち、かなりの割合が河川由来であることも報告されている。抜本的には脱プラスチック文明の考えに基づき、プラスチック利用そのものを減らす必要があるが、当面の対処としてポイ捨ての抑止が求められる。
 環境省では、「海洋ごみ削減のための複数自治体等連携による発生抑制対策等モデル事業」として、2019年度に、岡山県津山市を流れる宮川と、三重県四日市市を流れる天白川で、ポイ捨て抑止の社会実験を行った。この社会実験では、これまで環境心理学や行動科学で培われてきた知見を駆使している。具体的には、アフォーダンスや社会規範などの考え方を援用し、“環境の手がかり”を操作することによる介入実験の手法を、それぞれの現場の文脈に応じて使い分けている。本シンポジウムでは、その社会実験の様子と簡単な結果速報をお伝えする。